
心の旅
先日、パートナーシップについてのラジオ対談を、パートナーシップの専門家の辻さん・銀座ママの高見澤さんとさせていただきました。
それぞれに考える愛の形を言葉にできる場所があるというのは、大変貴重な体験です。
今回のテーマは、
「良きパートナーシップを育むためのコミュニケーション法」
「セックスレスでも本当にいいの?」
この二つについてお話しをしました。
とても深いテーマであり、予定していた1時間30分では語り尽くせず、次回へ持ち越しという空気感が残りました。
今日は対談では伝えきれなかった、私が考える愛情について、ほんの少しだけお話しさせていただきます。
恋や愛というのは、「自分の心の旅」だと思っています。
旅をすると、四季折々の風景やその土地の食べ物を、五感を使って味わいますよね。
若い頃は若いなりの新鮮な見え方・感じ方があり、
初めて味わう食材に抵抗を覚えたり、世界遺産となっているような場所でも、さほど心が動かされないこともあるかもしれません。
ですが、歳を重ねてからの旅は味わい深く、感じ取るものもより感度を増して深く濃く、彩り豊かに感じ取れるものではないでしょうか。
恋や愛も同じだと思うのです。
若い頃の恋愛は、自分の感情を抑えられず突っ走ってみたり、独りよがりに悩んでみたり、相手を不必要に責めてみたり。
しかし、人生経験を増していく中で、感情の幅が広がり、相手を受け入れるものが大きくなったら、どのような愛を見つけられるでしょうか。
誤解のないようにお伝えしますが、
恋や愛は心の旅と言いましたが、色んな相手を試してみましょうと言ってる訳ではありません。
どのような愛も否定しません。
ですが、「この人が最後のパートナー」だと思える人に出逢う、もしくはもう出逢っているのなら。
そんな愛する人がいるならば、その1人の方とじっくり心の旅をすることが、人生に最高の彩りを与えてくれるのではないでしょうか。
例えば、
移り変わる自分の感情を味わい、喜びを言葉にする。
胸の内に広がる愛情に、この上ない心地良さや安心感がある。
パートナーの表情や仕草に、胸が高鳴り、見つめずにはいられない。
もしもこれが長く続くとしたら、解けない恋の魔法にかかっているかのようではありませんか?
これにはもちろん、お互いに少しの努力が必要です。
子供がいれば、恥ずべき行為と自分を抑えてしまうかもしれません。
しかし、よく考えてみて欲しいのです。
子供にもセクシャルな感情は必ず生まれます。
それもかなり早いうちに。
子供は1番身近な親を見て育ちますよね。
親がどうやってスキンシップをしているのか、子供は学んでいます。
抑えられない恋愛感情を持つ年齢になった時、親がスキンシップのお手本を見せていると、子供は自分のセクシャルな感情を正しいものと受け入れることができるようになっていきます。
日本人の性に対する抑圧、これは親から植え付けられた価値観であると私は思うのです。
恋や愛を文章にすると、受け入れ難いことを言っているように感じてしまいますが、私が伝えたいことはいつもシンプルです。
まずは自分の言葉で、感じるままに、自分の愛を語るといいのかもしれませんね。
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