心の繋がり
あなたはパートナーシップについてどのようにお考えでしょうか?
私が考えるパートナーシップとは、心が繋がっていると実感できるということ。
夫婦でも恋人でも、大切に想うパートナーと心が繋がるのを恐れず、自分の気持ちを素直に、言葉や表情や身体、様々な方法で伝えられるということ。
そして、パートナーとも心が繋がっている、大切にされていると感じられること。
これにはまず、自分を愛せる自分であるかということが大切になっていきます。
人間ですから、良いところも悪いところもあります。
肉体的コンプレックスや罪悪感、劣等感、そんな感情も私たちの一部です。
一般的な本には、これらもあなたなのだから丸ごと愛してあげましょうと書かれていますが、そうですかと簡単に受け入れられるものではありません。
肉体的コンプレックス(先天的・後天的身体障害は別です)ならば、食べ物の嗜好や生活スタイルをオーダーメイドで作っていく必要があります。
罪悪感ならば、本当に罪の意識を感ずるに値するものなのか、罪を感じさせた人間は本当に自分を罰したいと思っているのかを知らなければばなりません。
劣等感ならば、人より劣っていると誰かに植え付けられた価値観ではないかと見つめ直すことが、解決への第一歩だとわたしは考えます。
多くの人は社会性を持って正しい大人と見られるよう接しています。
それは、例えパートナーとのコミュニケーションの場でも社会性を持ったままに、大人なのだから正しくなければならないと、一般的な枠からはみ出ることを恐れる傾向にあります。
もちろん、パートナーを傷つける自分勝手な言動は慎まなければなりません。
ですが、社会性を重んじるがあまり、自分を抑圧し、自分はどうしたいのか、パートナーにどうして欲しいのか具体的に考えられなくなっていくのです。
このように様々に入り組み、絡まり合った糸のようになった思考は、一つ一つ解していくことで解放感は増していきます。
解放していく途中では、無性に不安にかられ、より良い人生を諦めることもあります。
そのような人は過度な食事・睡眠・娯楽その他により自身を欺き、内なる渇望を嫉妬や軽蔑という感情で表していくこともあります。
愛情の渇望に目を向けることは苦しみに繋がります。
ですが、苦しいけれど渇望に気づけない人たちよりも自分に欠けているものを手に入れやすいのです。
自分の心に向き合い、心身が満たされていくとき、心も身体も素直に反応し、より生きている実感を持てる。
私はパートナーシップをそのように考えています。
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