【このままでは嫌だと思った17年前】
次回の北海道帯広市への出張施術は2026年10月29日(木)、30日(金)になりました。
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私は昔から、不調が多い人間でした。
皮膚炎はいつもありましたから皮膚科へ。
喉の腫れも時折あるため耳鼻科へ。
酷い排卵痛があれば婦人科へ。
眠れなければ精神科へ。
痛みが我慢できないときにはペインクリニックへ。
体が重く、頭も働かないときには指圧へ。
整体や接骨院、鍼灸、その他の療法も、その時々で必要だと思うものを受けていました。
毎月あっちへ行き、こっちへ行き、あれを飲み、これも飲み、何種類もの薬を使い、皮膚炎のクリームも何種類も使う。
とにかく大忙しでした。
もちろん、それだけお金もかかります。
でも、私が一番もったいないと思うようになったのは、お金よりも時間でした。
受診するために時間を使い、受診するだけで疲れ果て、症状を気にすることにも時間を使う。
そうすると、家族と過ごす時間がどんどん削られていきます。
家族も私の不調に影響され、家の中まで不穏になっていく。
「生きるために治療しているのに、治療することそのものに人生の時間を使っている」
その頃の私は、そんな矛盾の中にいました。
何とかしたいと思ってるのに、何をしても追いつかない。
治療を続けても、薬を使っても、以前のようには効かなくなっていく。
私のもともとの症状は、皮膚炎とアレルギー体質でした。
そこから眠りが浅くなり、疲れやすくなり、体が重くなり、思考も働きにくくなっていきました。
少しずつ、身体だけでなく、心や生活まで不調に覆われていったのです。
そして最後には、バーンアウトで倒れました。
そこで初めて、「このままでは嫌だ」と本気で思ったのだと思います。
このまま病院や症状のことばかり考えて、家族との時間まで失っていくのが嫌だ。
自分がこれほど大変だったのだから、子どもたちには同じような思いをさせたくない。
大切な人生の時間を、不調に持っていかれてほしくない。
そう思ったとき、心の中に小さな変化が生まれました。
「元気になってみよう」
そう思って立ち上がりました。
今から17年前のことです。
もちろん、そこから何もかもが一気に良くなったわけではありません。
何度も躓きましたし、思うようにいかないこともたくさんありました。
「本当に変われるだろうか」と不安になることもありました。
それでも、自分の身体と向き合うことを始めました。
少しずつ身体の変化を感じるようになると、生活も変わっていきました。
眠れるようになると、考えられる。
疲れにくくなると、人に優しくできる。
身体が少し楽になると、家族との時間を楽しめる。
以前は当たり前だと思っていたことが、少しずつ戻ってきました。
その変化は、決して劇的なものではありませんでした。
けれど、昨日より今日、今日より明日と、ほんの少しずつ楽になっていく。
その積み重ねが、もしかしたら変われるかもしれないという希望に繋がっていきました。
そして今。
男性ほどの体力があるわけではありません。
それでも私は、週5日働けるところまできました。
昔の私からすれば、これはかなり大きな変化です。
不調に振り回され、先のことなど考えられなかった私が、今は人の身体に向き合う仕事をしています。
だから私は、「何とかなるものだ」と思っています。
どんな人でも簡単に良くなる、という意味ではありません。
時間がかかることもあるし、1人では難しいこともあります。
それでも、今の状態が一生続くと決まったわけではない。
身体は変わることがある。
生活も変わることがある。
そして、人生も変わることがある。
もし今、不調の中にいるなら、すぐに大きなことを始めなくても大丈夫です。
まずは今の身体の状態や生活を、できる範囲で少し丁寧に見つめてみる。
眠り方や疲れ方、痛みや痒みの出るタイミングなどを無理のない範囲で記録してみるのも一つの方法です。
辛さを一人で抱え込まず、信頼できる人や専門家に相談してみることも大切です。
そのうえで、「これならできそう」と思える小さなことを一つ選んでみる。
早く変わろうとしなくて大丈夫です。
できない日があっても、振り出しに戻ったわけではありません。
自分の状態を知り、必要な助けを借りながら無理のない一歩を重ねていく。
その積み重ねが、これからの身体や生活を見直すきっかけになるかもしれません。
私自身も最初から先のことが見えていたわけではありません。
あのときの私は、元気になってみようと思っただけでした。
それが17年経った今、私にとっては身体を治すということだけではなく、人生そのものを取り戻していくことだったのだと思います。
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