【人生は、長いか短いかではない】
今回の北海道出張では、叔父のところへ行ってきました。
父から叔父さんを見てきてくれないかと頼まれたこともあり、いつも以上に気がかりでした。
出張のたびに顔を出しているのですが、今回は特に辛い状態だと聞いていました。
どんな様子なのだろう
何を話そう
どう聞いたらいいだろう
ぼんやりと、そんなことを考えながら向かいました。
着いてすぐ、叔父は肺気腫と診断されたことを話してくれました。
咳込み、痰を出すことも難しい。
息苦しく夜も眠れない。
辛さが続いていることが伝わってきました。
ひと通り話を聞いたあと、施術しようか?と声をかけてみました。
いつもなら、おまえも大変なんだから、いいよいいよと遠慮することが多い叔父が、今回はすんなり受け入れてくれました。
施術をしながら、叔父はいろいろな話をしてくれました。
その中に、叔父の言葉として記憶に刻んでおきたいと思った言葉があります。
私はいま苦しいが、世の中にはもっと辛い人もいるんだ
特攻隊の人達はどんな気持ちだったんだろうか
人生は、長いか短いかが問題じゃないんだ
どれだけ満足できたかなんだ
80歳を過ぎて、やっと分かった
母親が言っていたことが、やっと分かった
と話してくれました。
その言葉は、私に教えようとしているより、自分自身に言っているようにも聞こえました。
これまで生きてきた時間。
思うようにならなかったこと。
大切にしてきたこと。
そして、今になり分かったこと。
叔父さんの中には、私には分からない沢山の人生があるのだと思います。
身体が思うように動かなくなり、眠ることさえ難しい日々の中で、叔父は人生の満足について語っていました。
人生は何年生きたかだけでは測れない。
どれだけ自分の人生を生きられたか。
どれだけ納得できる時間を重ねられたか。
叔父の言葉を聞きながら、私も考えさせられました。
身体を整える仕事をしていますが、身体が元気になることだけが人生の目的ではありません。
元気になって何をしたいのか。
誰と過ごしたいのか。
どんな時間を大切にしたいのか。
身体を整えることは、その人が自分の人生を生きるための土台なのだと思います。
叔父が話してくれた言葉を忘れないでいたいと思います。
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