
頭痛は何を訴えているのか?
頭は人の体のなかで最も重要な働きをしています。
頭部には生命維持に欠かせない鼻や口の呼吸器、消化管、バランスをとるための三半規管など主要な器官が組み込まれています。
五感のうち、視覚、聴覚、臭覚、味覚を司る器官も備えています。
頭は平均4.5キロの重さがあります。
同じくらいの重さの本を手のひらにのせ腕を頭の上にまっすぐ伸ばすと、その重さがよくわかります。
垂直に伸びていれば大したことはありませんが、腕を少し前に傾けるだけで重く感じ筋肉が緊張します。
その重たい本を持ったまま腕を前に動かすと、かなりキツくなっていきます。
これが私達が日常首に感じている現象です。
現代の生活では狭い範囲でしか体を動かしていないため、背骨は前に曲がり丸くなってしまいます。
頭の位置が前にきて背中が丸くなることで、本来肩の真上にあるべき頭は、横から見ると大きく前に飛び出し、まるで下に落ちそうな状態になってしまいます。
その結果、頭蓋骨の下から肩まで(頚椎)が体のどの筋肉よりも一番少ない筋肉で大変な仕事をすることになってしまいます。
そして首の痛み、コリ、めまい、頭痛、顎関節症、耳鳴りなどとして現れていきます。
さらに頭が前に行くと胸椎まで曲がるため、横隔膜筋が動くために必要な肺のスペースまで狭め、呼吸が浅くなり脳や目にまで影響を及ぼします。
脳は、体内に入る酸素の40%も使います。
肺が酸素ポンプの役割を能率的に果たせなくなると、酸素が多い血液を脳に送り込めなくなってしまうということでもあります。
頭痛の原因は酸素不足も一因であるといわれる所以です。
その他に、頭の中には目のレンズ、瞳孔、虹彩を調節する筋肉があります。
こうした筋肉は小さく役割りが特殊ですが、他の筋肉同様に適切な量の酸素が必要です。
酸素の供給が減ると酸素を運ぶ役割りのヘモグロビンが減り、目は焦点を合わせることができなくなってしまいます。
目は体の中で最も酸素を必要としている器官でもあるのですから。
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