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【慢性疲労症候群と感覚過敏】長女ブログ③

最重度 副腎疲労の長女の回復を助けてくれたアドレナルセミナーのお知らせです。

 

○6月15日   東京セミナー会場決定しました

住所 東京都墨田区菊川3-16-14  2F

最寄駅 菊川駅(都営新宿線)徒歩1分

316studio (このスタジオへのメールは不可になっています)

お詫び… このスタジオは良い条件ですが、2階でエレベーターがないことが問題になります

参加者様で階段の上り下りに不安のある方、また車椅子(大きな電動のものは不可)でお越しの方は、スタッフが補助させていただきます。よろしくお願いいたします。

セミナー詳細やお申込みは
https://em-tr330.com/L37484/b4101/14881

 

皮膚と副腎とミトコンドリアの関係

姿勢改善法を習得し内臓の働きを向上させる

自己指圧の時間を長く取り、自宅ケアをしっかりと学んでいただきます

以上のような内容となっています。

 

○7月2日 アドレナルセラピー 別府開催

お申し込みは、https://em-tr330.com/L37484/b4101/24881

こちらまでメールをお願いいたします

電話でのお問い合わせも可能です

0798-33-4557  川本治療所

 

**

 

慢性疲労症候群と感覚過敏、第2回は『味覚』についてお伝えしていこうと思います。

味覚過敏とありますが、食事の摂取は味覚だけを用いるものではなく、実際に食事の際に感じているものは、味覚、嗅覚、触覚の3つが合わさった感覚過敏となるため、本テキストは味覚を主としながら他の感覚過敏についても僅かですが触れています。

感覚過敏のメカニズムはその多くが未だ不鮮明となっており、多くの不確定要素をはらむため症状の病理的な説明はここでは割愛しています。

しかし、近年、脳神経学の研究が進んだことによって、頭部の感覚器や感覚器を構成する感覚ニューロンは頭部プラコード(注1)および神経堤細胞(注2)から形成されていることが解明されました。この形成途中で何らかの不全を起こしたことによって味覚過敏を引き起こしている可能性が指摘されています。

注1: 脊椎動物の発生において、外胚葉由来の組織が肥厚して形成される組織、頭部及び顔面の多くのパーツはプラコードおよび神経堤細胞から作られる。

注2: 脊椎動物の発生中に一時的に現れる細胞集団、様々な種類の細胞に文化する。

 

感覚過敏を持つ人間は、幼少期の自分にとりわけ強い反応を示す場合が見られます。

様々な理由がありますが、味覚の場合、人間の味蕾が幼少期、児童期が最多であり、そこから減少の一途を辿るという点で一つ説明ができると思います。

多分に漏れず、自身の幼少期も味覚に対する過敏さが強く出ており、多くの食材を苦手にしていました。

特に食べられないものは野菜でした。野菜は他の食材と比べて苦味や渋味、酸味や青臭さなどが全面に出てくる特徴があり、そのため、味蕾が多い幼少期は野菜を苦手に感じる子供が多く、感覚過敏によって味の特性を強く感じている場合、野菜は輪をかけて苦手な食材になります。また、野菜は独特の舌触りが多いことも理由に挙げられます。液体感やぬめり、繊維質な食感は違和感を感じやすく、味に不快感を覚えなくても食感を理由に避ける傾向はよく見られる例になります。また、自然物である以上個体差は避けられず、同じ食材であっても産地や収穫時期によって風味や食感が異なります。他の食材にも差異は見られますが、野菜をはじめとした生鮮食品はとりわけその傾向があるように思います。

私は18歳ごろまで肉の脂身が食べられず、現在も体調によっては食べることができなくなります。私の場合、体調によって感覚過敏が強く出ることが多く、そこ際には野菜や魚をはじめとした多くの食材を避けています。また、食材だけでなく、時間がたった料理も避けがちになります。主たるもこが米です。元々そ保温された米が非常に苦手であり、そこから時間が経った米が苦手になっていきました。

CFSによって極端に食べられるものがすくなくなった時期は、餅、干し芋、出汁、そら豆、紫蘇、赤身肉、フォーばかりを食べていました。どれも調理が簡単で食べやすいものばかりです。この時期は人生で一番感覚過敏が強く出ていた時で、起き上がることができずに1日18時間以上寝続けていた時期でもあったため、時に母が焼いた肉を寝ている私に食べさせてくれていました。不思議なことに、このような体調でと肉は食べることができ、食べると若干調子が良くなり起き上がれるようになっていました。焼いた肉とボーンブロススープ、海産物の出汁は引け目なしに絶不調の私を助けてくれたものの一つです。

味覚の感覚過敏は、外側から好き嫌いや食わず嫌いといった問題との区別をつけることが難しいものです。特に幼少期においては幼さや味覚の繊細さと相まって我儘と捉えられることも少なくありません。我が家は父親が厳しく、特に出されたものは全て残さず食べることが信条の如くであるような人間であったので、感覚過敏について受容するまでは厳しく叱られた記憶があります。

通常の感覚の範囲内であれば、食材の誤差は個性や変化として楽しむことができます。しかし、それを苦痛や不快といった嫌悪にまで押し上げてしまう点が感覚過敏の難しい点であると思っています。私は食が大好きなので、食事は楽しいものであるべきと願っていますが、感覚過敏を持ちながら食事を楽しむには内外に様々な苦労が容赦なくあることも理解しています。感覚過敏を持つ人間が食事を楽しむためには、自分が何を苦手としているのか、どのような様態を避けているのかを自分で見つけること、そして周囲の許容と理解がある程度必要になるのだと思います。

食事を楽しむには、食というものに対して多くの体験が必要になります。食に対する自分の特性を理解することは自らを知ると同時に、人生における楽しみをひとつ増やすことができる手段になるのではないでしょうか。

 

①重度副腎疲労/慢性疲労症候群 23歳長女のブログ

https://counseling-amoretto.com/blog/2895/

 

②慢性疲労症候群と感覚過敏

https://counseling-amoretto.com/blog/2941/

 

 

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