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【感覚過敏と感覚鈍麻】

 

体治しをしていくなかで、全然回復しない…

ということが人によりあります。

体内に存在する水に近い水、体調に合わせたものを選び1日3L以上飲んでも、食事の切り替えをしても、施術を受けても、自己指圧を徹底的にやっても、何故か回復しない。

 

これはまさに私の長女の話です。

症状が強く重すぎたことが原因ですが、最初の一年半は何のサプリを飲んでも一日3時間の施術を毎日しても回復しませんでした。

 

師匠の川本先生にも『川本療法やめるか?』と言われたほど変化のない時間は、恐ろしく長く感じました。

 

ですが、もう散々病院巡りをしてきたわけです。

大学病院で検査もし尽くし、投薬治療に辟易しているわけです。

やめても行くところはないよねと、長女と腹を括りなおしました。

 

通常疾患に使うサプリで効果を感じないのならば、次は癌用なのだろうとサプリの提案を申し出ました。

しかし、値段が破格。

癌用のを使う前に幹細胞や女性ホルモンに作用するものを試してみようということで始めたサプリ。

この翌月あたりから徐々に回復モードに切り替わってきました。

 

もっと早くより高性能のサプリを飲んでいれば、もっと早く快くなっていたのかも?と脳裏をよぎりましたが、そんなことはありません。

 

栄養が取れる体であったなら、一年半も施術をしていれば食べ物からの栄養が使えるようになります。

また、体内に存在する生体水が本来の目的を機能させられているならば、不必要なものは取り入れないようにし排出できるわけです。

 

どちらもできないレベルにあった。

時間をかける必要があった。

そうだったと理解しています。

 

遺伝的要素が強く、細胞の損傷も多分に多く、幼少期からの偏食もあり、若さゆえの持論が強く。

何より、皮膚感覚の敏感さが強く

言葉への感受性は更に強かったのです。

 

感覚過敏(音、匂い、目からの情報、食べ物からの情報、皮膚からの情報、人の言葉や声色や表情からの情報)は副腎疲労を引き起こします。

読んでくださっている方は想像つくでしょうか?

 

感覚過敏になる方もいれば、感覚鈍麻になる方もいます。

騒がしい場所で不快になったり、衣類の肌触りで落ち着かなかったり、強烈に好きな触覚や匂いがあったり、刺激に対して他の人と同じような反応がなかったり。

これは、感覚に対する脳の偏りが原因で生じます。

 

感覚過敏は感じすぎるため分かりやすいですが、感覚鈍麻は自分の痛みをキャッチしにくいのです。

感覚鈍麻は感覚を処理する脳に原因があるのではないか?と考えられています。

 

しかし、過敏か?鈍麻か?

この2つに分けてしまうのはあまりに安易だと考えています。

 

過敏傾向にある方が、ある部分において鈍麻ということはよくあることですし、鈍麻傾向の方がある一つの事柄にのみ敏感ということもあります。

 

私の長女のように五感の敏感さが強くても、鈍麻部位もあり敏感〜超敏感のグラデーション状でしたし、

次女の体は感覚鈍麻で、施術をするたびに『もっと強く!』と言っていましたが、人の言葉には恐ろしく敏感に反応します。

 

皮膚の過敏さは副腎疲労を引き起こすものです。

皮膚の鈍感さは大丈夫だろうと思いがちですが、病気など体の内部の痛みも感じにくく、痛みや異変を感じないのに実際には体に異変が起きていることもあります。

 

混乱してしまうかもしれませんが、

敏感さから副腎疲労がおこるパターン

鈍感さから副腎疲労がおこるパターン

どちらもあるということです。

 

アドレナルセラピストのくまじゅんさんも感覚過敏と感覚鈍麻のことをアメブロに書いています。↓

https://ameblo.jp/ya-wa-ra-go/entry-12828496631.html

 

敏感、鈍感、どちらの感覚も丁度良くしてあげる必要があります。

各々に必要な時間を経ることで、敏感な皮膚感覚の方は通常の感じ方に、鈍感な皮膚感覚の方も通常感じる痛みを感じられるようになると、時間差であらゆる症状が落ち着いていきます。

続けていくことで、不快な症状が遠くに離れていってくれます。

 

症状が重ければ重いほど、体が改善してきた、切り替わってきたと感じにくいものです。

しかし、立ち止まることを自分に許し結果を急がずにジッと『待つ』。

 

待つ力を養うことは、体を快くする上で大切なことだと思うのです。

 

 

 

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