【解離性障害 改善報告】〜普通のことができるようになりたい〜
次回の北海道帯広市への出張施術は2026年10月29日(木)、30日(金)になりました。
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嬉しいことに、以前から通っていただいている方の改善報告が続いています。
今日は、ご家族のご了承をいただき、解離性障害の改善報告をご紹介します。
主症状 解離性障害、双極性障害、20代女性
ご相談時の状況を整理すると、主に次のような課題がありました。
・自分が自分ではないように感じる
・自分を少し離れた場所から見下ろしているような感覚がある
・家族の言葉や行動をきっかけに、状態が大きく変化する
・強い言葉で家族を罵ったり、行動が乱暴になったりする
・突然、家を出ようとする
・そのときの言動を、あとから覚えていないことがある
・生活リズムが乱れている
・食事が不規則で、ラーメンやパン、お菓子などに偏りがちである
・日光を避け、カーテンを閉め切って過ごしている
お母さまからは、「娘が、自分が自分じゃないみたいだと言うんです」と、お話を伺いました。
自分で自分を生きているはずなのに、自分ではない自分で生きているような感覚。
いつも自分を、少し離れたところから上から見下ろしてるような感覚があるそうでした。
まるで解離のようですね、とお伝えすると、すでに病院で双極性障害だけでなく、解離性障害の診断も受けているとのことでした。
普段の娘さんは、物静かでにこにこと穏やかな方です。
しかし、ご家族のふとした言葉や行動をきっかけに、状態が大きく変化することがありました。
まるで別人のように、強い言葉で家族を罵ったり、行動が乱暴になったりする。
突然、「ここでは一緒に暮らせない」と言って出ていこうとし、スーツケースに荷物を詰め始める。
実際に、強引に部屋を借りようとしたこともあったそうです。
また、深夜にスナック菓子やコーラ、辛いラーメンなどを食べることもありました。
その後、落ち着いてから、「私そんなこと言った?」「そんなことした?」「なんでスーツケースがあるの?」と話すこともあり、そのときの出来事をご本人が覚えていない場合もあったそうです。
生活リズムも大きく乱れていました。
朝、昼、夜に関係なく、起きられるときに起きる。
作ってもらった食事は食べずラーメンやパン、お菓子などで済ませる。
日の光も苦手で、カーテンを閉め切って過ごす。
お母さまからすれば、この先この子の人生はどうなってしまうのだろうという不安があったと仰っていました。
そこで、まず現在の状況を整理し、どこから取り組むかを考えました。
最初に必要だったのは、ご家族からの情報だけで判断するのではなく、ご本人の状態や思いを直接確認することでした。
お母さまの思いが娘さんに届き、お二人で来てくださいました。
ご本人とは、次の点について、ゆっくりお話ししました。
・なぜ、人の言葉や表情に強く反応してしまうのか
・なぜ、身体に良いと分かっているものが食べられなくなってしまうのか
・現在、何に困っているのか
・これから、どのような状態を目指したいのか
すると、娘さんは、「元気になって、みんなと同じように普通の生活がしたい」
と話してくださいました。
そして、「普通のことが普通にできない」とも話してくださいました。
この言葉を、今回の取り組みにおける大切な目標として共有しました。
まずは、心の状態だけを変えようとするのではなく、身体の状態を整えていくことから始めました。
取り組みの方針は、次のとおりです。
1.施術によって身体の緊張をゆるめる
2.脳の興奮や皮膚感覚が少しずつ穏やかになることを目指す
3.ご本人の状態を確認しながら、無理のない範囲で進める
4.通うだけでなく、ご自宅でもできることを少しずつ取り入れる
5.ご本人だけでなく、ご家族にも状況を共有しながら進める
お母さまと娘さんには、急激な変化を求めるのではなく、日々の状態を確認しながら、一つずつ取り組んでいくことをお話ししました。
解離がおきて暴れてしまい、ご家庭だけでは対応が難しいこともあったそうです。
そのため、状態が大きく変化したときには、無理に説得したり、感情的に対応するのではなく、安全を優先することも確認しました。
また、医療機関での治療や服薬、カウンセリングなど必要な支援を継続しながら取り組んでいただきました。
お二人は途中で諦めることなく、地道に続けてくださいました。
そして現在。
以前のお母さまの心配が嘘のように、娘さんが明るく可愛らしい笑顔を見せてくれるようになりました。
もちろん、これからも心身の状態を確認しながら過ごしていく必要があります。
それでも、「普通のことが普通にできるようになりたい」と話していた娘さんが、少しずつ日常を取り戻していく姿を見ることができたことは、ご本人にとっても、ご家族にとっても大きな変化だったと思います。
感受性が強いことは、その人の大切な個性でもあります。
一方で、心身が弱っているときには、人の言葉や表情、周囲の環境から受ける刺激が大きな負担になってしまうことがあります。
その負担が長く続くことで、心だけではなく、身体の状態にも影響が及ぶことがあります。
解離性障害の治療では、医療機関での治療やカウンセリングなど、それぞれの方に必要な支援があります。
状態によっては、安全の確保や、医療機関との連携が必要になる場合もあります。
その上で私は、心の状態だけを見るのではなく、身体の状態にも目を向けていくことが大切だと考えています。
心(脳)を整えたいなら、身体と心の両面から。
今回も、ご本人とご家族が同じ目標を共有し、一緒に一歩ずつ取り組んでくださったことが何より大きかったと思います。
ここまで、本当によく取り組んでいただきました。
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